外国语学院团委

外国语学院学生在第17届全中国日语作文大赛中荣获佳绩

来源 : 杭州师范大学 团委     作者 : 文/外国语学院 图/外国语学院     时间 : 2021-10-13

全中国日语作文大赛是由日本侨报社・中日交流研究所主办的颇具有知名度和影响力的全国竞赛。今年第17届全中国日语作文大赛的主题为“后新冠时代的中日交流”。

本次大赛共汇聚了来自全国27个省市自治区的3198篇投稿,其中浙江省占347篇。本次大赛共设日本大使奖1名,一等奖5名,二等奖15名,三等奖40名,佳作奖100名。日语系数十名学生积极报名参与本次大赛,在外教南和见老师与洪优老师的联合指导下,反复打磨,精益求精,最终荣获二等奖与佳作奖各1名。

二等奖得主

日语182 吴雨鑫

★ 获奖作品

バーチャルから現実へ

「将来どんな人になりたいの」と子供たちに聞くと、「ユーチューバー!」という答えが帰ってくることは今や珍しくないと思う。もはや未来に美しい幻想を抱く子供ではない私にしても、それを夢想する時もある。就職しなければ、日々の出勤で地下鉄の人込みに入ったりすることや、複雑な人間関係に悩まされたりすることもなく、働く時間も自由に調整できるのだから。しかし、カメラの前で見知らぬ視聴者に素直な自分を見せられるのか?イメージが崩れるのは怖いし、個人情報を守ることも大変そうだ。かといって、将来の希望を聞かれても、特にない。強いて言えば、家庭教師のバイトが楽しいから、教師になろうかな。

今はやはり現実に戻って勉強しよう。そう思っていると携帯にメッセージが来た。それは「雫るる」からのライブ配信の通知だった。彼女は日本人で、中国人向けの配信をしているVupだ。このVupという言葉は、VTuberに由来する。VTuberは主にユーチューブでCGのアバターを使って動画を配信するが、Vupは中国のビリビリ動画で行うという違いがある。彼らは、若い世代を中心に、ゲームや雑談、音楽などの分野で人気を集めている。活動前の雫るるは中国語が一切わからなかったが、配信しながら独学で中国語を学んだ。では視聴者からのコメントにも中国語で返していて、それには頭が下がるばかりだ。

その日の配信内容はファンからの質疑応答だった。画面の中央には集めておいた質問が載っていて、右側にコメントが流れている。でも、一番注意を引くのは恐らく右下にいる銀髪の美少女のアバターだ。愛嬌のある声をしていて、まだ上手いとは言えない中国語で話したり、コメントで笑ったりしている。髪の毛も頭の動きにあわせてきれいに舞っている。そんな彼女に引きつけられ、もし自分もこういう風に活動すれば、彼女のような中国語を学んでいる日本人に教えられるかも、と思うようになった。

日本人がよく利用するユーチューブを調べてみたら、日本人向けの中国語教育に関する動画はあるが、その教え方はプロとは言えず、ネット上のフレーズを教えるものが殆どだった。しかも数回投稿をしただけで打ち切られていた。その理由は、彼らの殆どが収益化を重視し、注目を集めることしか考えていないことにあると思う。それらの動画にはコンテンツの面白さがあるが、専門性に乏しく、制作に時間もかかるので、コストからして採算が取れないのだろう。自分は大学で日本語を専門としているので、中国語の美しさや文化を日本に伝えてみたいと思った。

そのためには、中国語学習者向けのVTuber公式チャンネルを開設し、そこで専門的な中国語授業の動画投稿をしたり、中日両国の社会や文化について配信をしたい。コメント欄でリアルタイムに意見交換すれば、ある程度の中日異文化交流もできるのではないかと考えた。

独自のCGキャラの公開は、視聴者からの親近感が得られると同時に、神秘的な雰囲気を感じさせつつも個人情報は守られる。また、外見に左右されず、自分でキャラデザインができるので、中国の文化をキャラに寄せられるかとも思う。例えば、イベントでは、漢服や特色のある民族衣装の着せ替えができる。更に、低コストで配信の内容によって背景を意図的に変えられることで、より自然な学習の雰囲気が作れるだろう。それだけでなく、現実世界の人間をオンラインゲストとして招けば、バーチャル世界が現実世界と繋がり、異次元交流さえ演出できる。

そこで、まずは日本の中国語学習者に、より専門的な知識を教えられるように、「中国語教育」の専門が設けられている大学院の入試を目指すことにした。バーチャル世界にいる自分を皆さんに見せるには、現実世界でも頑張らなければならない。そうすることで、バーチャル世界の扉を通じ、画面の向こう側にいる学習者と繋がり、現実世界での知識や思想、文化の伝達ができるかと思う。

(本文将全文收录于获奖作文集并在日本公开出版发行。)

佳作奖得主

日语181 陈韵

★ 获奖作品

伝えたい!「新しい交流様式」実践レポート

ある日、ルームメートがチャットに送られてきた日本語を私に見せ、その日本語は敬意を含んでいるのかと聞いてきました。どうして突然、そんなことを聞くのかと尋ねると、ルームメートが言うには、「先日の日本人」が、人形を買うとは言わずに「人形の服をセットでつけてくれないか」とか、「値段をもう少し安くしてもらえないか」とか、「まだ他にも人形があるか」とか、しつこく何度も聞いてくるのだそうです。先日の日本人とは、ルームメートが自分の持っているアイドルの人形をネットで売却しようとした時に、連絡してきた人のことです。数日前から何度も連絡が来ているようでした。

中国人のルームメートからしてみると、それらの日本人の行為は誠意がないものだと映ったようです。中国での取引なら、まずは買うということを宣言してからあれこれ聞くものだからです。もし買ったあとに気に入らなければ、返品すればいいだけだと考えます。買うか買わないかも言わないくせに、質問攻めにする日本人の行為から、自分がからかわれて馬鹿にされているのではないかと考えたルームメートは、日本語学科の私にそれを確かめようとしたのでした。彼女は私と同じ外国語学院の学生ですから、日本語がわからなくても、日本語には丁寧形や敬語というものが存在し、文体によって敬意の度合いが違うという知識はあったようで、からかわれているのなら文体に敬意がないだろうと考えたようです。

現在の中国の学生の間では、ネットで要らなくなったものを中古取引にして、少し安く他の人に売ることが一般的に行われるようになっています。それらの商取引には、翻訳機能が備わったSNSが使われています。互いの言葉が全く話せない相手とも交渉ができるので、世界中の人を相手に商取引を行えるようになりました。

私は「です・ます形」の文体を確認し、「この日本人は丁寧形を使っていて、馬鹿にしている口調ではない」と教えました。ただし、原文と翻訳された中国語を見比べてみると、完全な間違いと言えないまでも、微妙な違和感を感じました。日本語の原文では、やんわりと書かれている表現が、翻訳された中国語では、直接的な表現になっていて、なんだかその口調は少しも敬意を感じられない失礼なものになっているのです。これを見たら、腹を立てる中国人がいてもおかしくないと思いました。

別の日のチャットを確認すると、日本語は単なる陳述の表現なのですが、中国語の翻訳では少し脅しているような表現になっていました。それで、自動翻訳に意味の正確さに関する問題が出ていることに気がつきました。ということは、日本人側の翻訳の方にも同じようなことが起こっているのではないかとも思いました。

結局、取引内容が嫌だったのか、または言葉使いが嫌だったのか、日本人は取引中止を宣言し、ルームメートも相手に不満を持ってしまったことで、この取引は、失敗に終わりました。後で日本人の先生に聞いたのですが、日本人なら買う前に商品についていろいろ質問をして、納得してからしか買わないとのことでした。その分、説明との明確な相違や、破損でもない限り、返品はなかなかしないものなのだそうです。

SNSの翻訳機能を使っての商取引は、伝統的な実体による取引よりも挑戦的で、新しい交流様式の一つです。言葉の壁を簡単に乗り越えることができるので、異なる文化を持ち、商取引の習慣に違いがあったとしても、それが存在しないかのような錯覚に落ちてしまいます。ところが現実には、誤訳の問題、考え方の問題、商習慣の違いの問題など、注意するべきことは山積みなのです。やはり相手は、自分と異なる考えをする人かもしれないことを強く認識し、「行き違い」もあることを把握しつつ、より辛抱強く翻訳機能を使って話を勧めていくべきなのでしょう。

以上が私の「新しい交流様式」実戦レポートの報告です。

指导老师感想

このコンクールには、第13回から連続して参加しています。第17回までの入賞者の内訳は、二等賞が2名、三等賞が7名、佳作賞が11名となっています。

全国の大学が参加する作文コンクールであり、毎回三千人を超える応募者の中から入賞していることを考えると、有意義な結果を収めていると言えるでしょう。特に今回の二等賞受賞は、3198人中の上位21名以内に入る必要があり、他の有名大学をおさえての入賞は称賛に値すると思います。

今後はまだ受賞実績がない、特賞、並びに一等賞を目指して、学生たちの新しいアイデアや見識を募集したいと思います。  

(指导老师 日语系外教 南和见)

我系自第13届全中国日语作文大赛开始连续参赛。截至今年的第17届,共获得两名二等奖,七名三等奖,11名佳作奖。

全中国日语作文大赛是中国大学生广泛参与的作文比赛,每届参赛作品均超三千篇。我系学子作品能从众多优秀作品中脱颖而出,其结果颇具价值。今年的二等奖是跻身于3198篇作品中前21位以内方可获得,这尤其难能可贵。

作为指导老师,我希望能激发学生的新创见,也期待今后能有冲刺特等奖与一等奖的机会。

(洪优译)

   全中国日语作文大赛高手云集,与985、211高校的选手在同一竞争平台一决高下,并突出重围,获得佳作奖及以上奖项实属不易。感谢五年来日语系学子们的踊跃参与,为我校增光添彩。历时半年打磨一篇作品,即便最后未能获奖,相信这个过程中,学子们已经得到语言表达的提升与思想逻辑的锤炼。

(指导老师 日语系 洪优)

获奖学生感想

从寒假的初稿,一直到第5稿的终稿,历时三个多月。在一次次与指导老师交流、讨论、推敲的过程中,我体会到写好一篇日语作文的不易。一开始得知作文题目是“后新冠时代的中日交流”时,说实话有些无从下手。因为我并未亲身经历过与中日交流相关的大事,知道的无非是老生常谈的话题,无新颖可言。就在一筹莫展之际,我突然想起了室友卖娃娃给日本网友的经历。当时,我在她们之间担任了翻译的角色。在帮助她们沟通的过程中,我体会到跨文化交流的差异,并从中发现了一些有趣的现象。我觉得这是一件既特别又具有个人体验感的事情。因此,我把这件事当作素材,写进了作文。后来南和见老师不仅仔细地给了我语法和用词方面的修改意见,还以日本人的视角启发我思考现象背后的原因,让我最后有了“なるほど(原来如此)”的感叹。在作文指导中,老师非常重视写作的独创性与个人的思想,强调见解要深刻,内容宜小不宜大,结构必须具有逻辑性。在指导老师的耐心指导下,经过一遍又一遍的修改,我终于完成了自己感到满意的作文。通过本次参赛,我体会到了写作之魅力。能够将亲身经历的故事以及想法表达出来,并且能让读者感受到中日文化的不同点及其原因,这非常有意义。

陈韵(佳作奖)

回顾本次参赛历程,不禁想到一句古诗“宝剑锋从磨砺出,梅花香自苦寒来”。

我在今年寒假中提交了初稿。当时文中出现了部分有争议的话题。在与指导老师充分交流后,我听取了老师们的建议,决定从零开始谋篇布局。之后两个多月的时间进展缓慢,直到5月初才完成了改头换面的第二稿。指导老师阅毕先充分肯定了我的素材与思路,随即又提出了“主题不够鲜明”“带有中式写作倾向”“缺乏自我的体验与思考”等修改意见。面对这些非常不好对付的“拦路虎”,我不得不痛下决心重新再来。

难忘截稿日期临近时熬夜查资料的情形。我抓耳挠腮,烦躁到在寝室上蹿下跳。那段时间,经常上演“诶,你作文改了吗?”“我还在重写呢”这样的剧情。一分耕耘一份收获,修改成效是显而易见的。前段时间因为出版需求,再次校正原稿时,我居然被自己的表达惊到了!

在获奖之际,感谢南和见老师多次与我联络,给予我莫大的帮助。感谢洪优老师,在我为新选题疑惑与烦恼之际,为我耐心分析解惑指明方向。值得一提的是,本次全中国日语作文大赛的奖项并非一次生成,而是耗时数月,从“佳作奖以上”开始逐一揭晓的。我入选“二等奖以上”的榜单即意味着我有角逐一等奖与特等奖的可能性。指导老师们未雨绸缪,第一时间悉心辅导我面试的相关注意事项。虽然我本次无缘面试,但在等待是否有面试资格的阶段,两位老师给予我诸多建议,使我获益良多。我不会忘记这段时间的磨砺,积累的经验都会成为我宝贵的人生财富。

吴雨鑫(二等奖)


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外国语学院学生在第17届全中国日语作文大赛中荣获佳绩


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